ボドゲを愛するテスト屋さん

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ゲームマーケット初出展しました!(ゲムマ2023秋参加記録)

どうも、念願の夢が叶ったオムそばです。
ついに、ゲームマーケットで出展することができました!

 

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妻や友人2人に当日スタッフをやってもらいました!

 

今回は、これから出展する方向けと、自分の備忘録として記事を書いていきます。
ゲーム自体の紹介はこちら。

fantasy-kitchen.hatenablog.jp

 

■面白かったけど、何かと金がかかる

出展にあたり、やはり避けて通れないのがお金の話。
今回出展する際にかかった費用はざっとこんな感じ。

ゲーム本体にかかった費用は、255,450円
ゲムマでの本体価格は1,500円設定なので、200セット全て売れば一応黒字にはなる計算。(利益率は17.4%)
その他費用を考えると、1,800~2,000円くらいの設定が正しかったんだろうなとは思います。(2,000円だと利益率は約56%)

ゲームマーケット参加時にかかった費用は、2日目参加のみで56,500円
次回以降も使えるものは使えるため、ここは次回からもう少し抑えられる気がします

ちなみに、ゲームは今回37個売れたため、売上は1,500円×37個で55,000円。ゲームマーケット参加時にかかった費用とほぼとんとんで終わりました。

 

■宣伝について

続いて、ゲムマ出展前にやった宣伝についてをまとめました。

□宣伝はXのみ

今回、テストプレイ会などの参加は一切せず、X(旧twitter)の宣伝のみ行いました。
宣伝やブース設営時に参考にした書籍は以下の通り。

www.suruga-ya.jp

『同人は宣伝が9割。』という書籍。
コミケなどの冊子系に関する売り方の話が中心ですが、同人ボドゲ販売で参考になるものもたくさんありました。お勧めの一冊です。

□カード公開作戦(MtGプレビュー方式)

今回、ゲムマ出展前にゲームに入れてある全19種類のカードをXで公開しました。
参考にしたのは、トレーディングカードゲーム元祖のマジック・ザ・ギャザリング(MtG)で新しいセットが出た際のプレビュー方式です。
MtGでは、新セット発売前に、平日毎日数枚ずつ、カード情報を公開しています。
カードゲーマー達はその少しずつ出る情報を見て、購買意欲を掻き立てられます。(こんなカードを使いたい、あのカードのイラストがいい、など)

実際にやった結果、効果があったか定かではありませんが、会場で「あ、これXで見たカードだ!」と言ってくれた方もいたため、少しは見られていたのかなと思います。

 

■当日やったこと

ここからはゲムマ当日に取り組んだことなどをまとめました。

□人員について

ゲムマ当日は、私とスタッフ3名の合わせて4名で参戦。
試遊卓があったため、そこに選任で一人と、販売・声掛けを休憩を交代で取りながら3名で回すイメージでおりました。

この人数編成は、結果として大当たりでした。
2名で参加してたら確実に回しきれないか、声掛けが足りず、売り上げを落としていた印象です。

時間別の売上推移と当日スタッフの動きはこんな感じ。

スタッフ全員がほぼ休憩なしで回しておりました。
特に、11:00~14:00くらいはひっきりなしにお客様が来ていたため、スタッフ全員フルスロットルで働いていました。

役割は「販売」と書いてありますが、中身としては以下のような動きをしていました。

  • 購入時のお金・商品の受け渡し
  • 道行く人への声掛け
  • 試遊卓の補助

□ブースについて

ブースについての工夫は以下の通りです。

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・テーマカラーで統一感を出す

ファンタジーキッチンのロゴのテーマカラーである紫と、「パーはずるい」のテーマカラーであるオレンジが映えるようにしました。
また、当日スタッフも全員でファンタジーキッチンのTシャツを着ることで、ブース全体が統一感のあるデザインになるよう意識しました。

この辺は、オインクゲームス様を参考にしました。オインクゲームス様は、遠くで見ても一瞬で「あ、オインクはあそこだ」ってわかるほどわかりやすく、統一されたデザインなので、今回はそれを目指しました。

・驚安の殿堂作戦(物量で見せる)

ディスカウントストア最大手のドン・キホーテの売り方も大いに参考にしました。
さすがに高くは積み上げませんでしたが、ブース中央にゲームを積み上げることで、道行く人の意識がそこに向くような仕掛けをしておりました。

・2〜3秒で表せるゲームテーマ

ブースの前を人が通り過ぎる時間は、大体2~3秒くらい。
そのため、その間で話せる、短くてかつ引き付けるゲームテーマを考えました。

今回の『パーはずるい』では、ズルカードを駆使して勝つじゃんけんゲームなので、声掛けの際は以下のようなキーワードを使っていました。

  • ズルして勝つじゃんけんゲーム
  • ズルしてじゃんけん勝ちたくないですか?
  • じゃんけん弱い人にお勧め!ズルして勝てますよ!

スタッフの一人がかなり上手い声掛けをしてくれたおかげもあって、この声掛けにより足を止めてブースに来てくれる人が大変多くいらっしゃいました。

 

■振り返り

実はこのゲーム、構想してゲームを作り始めたのは4年くらい前になります。
本当は、もっともっと早くゲムマに出すはずでしたが、コロナが発生し、テストプレイがやりづらくなってしまい、そのままずるずると延びに延びてここまで引きずってしまいました。
でも、販売にまでこぎつけられて、本当によかった。
改めて、ゲーム制作に関わってくれた方々、本当にありがとうございました!

ゲムマ自体は、おかげさまで試遊卓がずっと埋まっていて、忙しかったですが、自分の作ったゲームを楽しそうに遊んでいる姿を目の前で見られて、至福のひと時でした!

 

『パーはずるい』は、次回のゲームマーケット2024春、両日で販売する予定です。
また、新作について、色々と構想中ですので、今後もよろしくお願いいたします!