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QAエンジニア教育用ボドゲ第2弾 バグラビリンス 原案

どうも、FF7のリメイクが待ち遠しいオムそばです。
体験版はパーフェクトな完成度でした。

 

さて、今回は、"その言葉、なんですか?"に次ぐ、QAエンジニア教育用ボードゲーム、その名も"バグラビリンス"について原案がまとまったので書いていきたいと思います。 

 

■どんなゲーム?

不具合がいくつも存在する未完成の迷路を、不具合を改修していきながら制限時間内に完成させる、協力型のゲームです。
プレイヤーは迷路の管理者1名と、探索者複数名に分かれてゲームをしていきます。
探索者は、迷路のスタートからゴールに辿り着くための道のりをチェックし、それができない場合は、明確な理由を添えて管理者にインシデントレポートをあげます。

 

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※細い線は通れて、太い線は通れません。

 

インシデントレポートは、例えば「F2 の床色が黄色のため、初期状態では先に進めなくなる」のような形で指摘します。
管理者はその指摘を受けて、不具合か仕様かを判定し、不具合であれば改修点を明示します。
なお、管理者側は不具合の箇所が書かれた答えの情報を所持しており、インシデントレポートがそれに合致しない場合は「仕様です」と答えることとします。

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管理者が持つ回答。これは管理者だけが見てよい。

 

制限時間内に「終」まで辿り着ければ迷路製作成功となり、辿り着けなければ迷路製作失敗となります。
ゲーム終了後、振り返りを行い、どんな不具合があったか、どんなインシデントレポートが良くて、どんなインシデントレポートに改善すべき点があったか、プレイヤー全員で話し合います。

 

■教育的効果

本ゲームは、迷路の管理者を"開発者 兼 PM"、探索者を"テスト担当者"として見立てています。
本ゲームをプレイすることで、以下の効果が得られることを期待しています。

  • テスト対象に対する視野を広げ、視座を多く持ち、視点を鋭くする
  • 簡潔で具体的なインシデントレポートをあげられる
  • 様々な不具合のパターンを知る

 

■今後の展望

迷路は全部で5個くらいを想定しており、その中で、異なる仕様をいくつか用意しようと考えています(同じ迷路でも、最終的な形が異なる場合がある)。
また、迷路のギミックも、"自動的に矢印の方向に進まなければならない床"や、"一定数以上○を所持していないと通過できない壁""左に曲がれないステージ"など、色んな要素を盛り込む予定です。
さらに、探索者の手助け要素として、シミュレーターを用意する予定です。シミュレーターは、迷路を進める間、現在スイッチがどの状態にあるか、○をいくつ所持しているかなどを視覚化することができます。

 

今のところ、2020年冬頃を目標に製作を進めております。
値段は、3,000〜4,000円くらいになると予想しています。

 

お楽しみに!