どうも、同期のネタをパクることに躊躇しないからインスパイアされたオムそばです。
GWB四日目の記事は、ボドゲのインストに関する話。
先日行われた自社の会議にて、同期であり、同じボドゲ仲間である人が、似たテーマ(というかほぼ同じ)をライトニングトークで話していたので、私も改めて考えてみました。
■そもそもインストって何?
インストは、instruction(教え、教授)の略で、初めてゲームをする人に説明することを指します。
この、"初めて"というところが非常に重要で、インストのさじ加減一つでそのゲームに対する印象はガラリと変わります。
インストがたどたどしく、要領を得なかったらゲームを始める前から気分が萎えてしまいますし、逆に始める前からワクワクするようなインストができれば、例え多少面白くないゲームでも、「やってみよう」という気持ちにすることが可能です。
■下手なインスト / 上手いインスト
既に100種類以上はボードゲームをプレイしており、ボドゲ会に参加するたびにインストされたり、インストしたりを繰り返してきた私が、下手なインストと上手いインストの条件をまとめてみました。
【下手なインスト】
- 喋っている途中で脱線する
「○○を××にセットすると…うーん、"セット"っていうのは、△△を□□することで、あ、□□は毎ターンできるよ、それで…」 - 例外処理を、基本の流れの説明のタイミングで大量に話す(例外処理はあくまでも例外なので、最後に補足説明程度でよい)
- 相手の反応を見ずに話を進める
- 割込みの質問に全部答えてしまう(後で説明します、が言えない)
- 早口で説明する
- 「えー…」とか「あ、」とか「うーん…」が多い
【上手いインスト】
- 最初にゲームの目的を明確に示す(ゲームの世界観を含めて簡単に説明する)
- 相手に伝わっていなさそうなポイントでは、一旦説明を止めて質問を取る
- 同じ処理をするものは省略して説明する
- 説明するポイントがグループ化されている(ゲームの世界観、ゲームの目的(終了条件)、盤面の説明、ゲームの流れ、手番でやること、例外処理など)
- 用語をプレイヤーによって使い分ける(ボドゲ玄人には専門用語で、ボドゲ初心者には噛み砕いた言葉や、トランプなどの良く知られているボードゲームの用語を使う)
■人に伝わる説明の仕方
人に何かを説明する際は、"自分が相手に何を伝えたいか"の目的を整理する必要があります。そうでないと、聞き手は何を主軸に話しを聞けばいいのかわからず、どこに集中すればいいのかわかりません。
また、自分の言いたいことをまくし立てて伝えてしまうと、自分が"伝えたつもり"の状態に陥ってしまいます。これは、特に、よく「えー、それ前に言ったじゃん」とか「さっき伝えたじゃん」が口癖の人は要注意です。今一度自らを振り返った方がよいです。
伝達は、"相手に伝わること"が目的であり、決して、"自分が伝えること"は目的ではありません。それを意識して、良いボドゲライフを過ごせるとよいですね。