ボドゲを愛するテスト屋さん

ソフトウェアテストとか、ボドゲとかを自由気ままに。

Backlog World 参加レポート②

どうも、自作ボドゲのタスク管理にBacklogを利用しているオムそばです。
うまく使いこなせてボドゲが無事リリースできたら、次回のBacklog World のLunch LTとかで喋らせてくれないかな...

 

前回の記事でお伝え忘れていたのですが、Backlog の通知時に出てくる、緑の帽子をかぶったキャラクター、あれの名前、「ダイミョウ(大名?)」だそうです。
知らなかった。。。てっきりエネゴリくんかと。。。

ということで、前回に引き続き、Backlog World 参加レポートを書きたいと思います。
今回は午後の部から!

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お昼は塚田農場のお弁当が配布されました!!超おいしかった!!

 

■テモナでのバックログ使い倒し術
  中野 賀通(テモナ株式会社)

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"ちょっと太めのムロツヨシ"です

 

本セッションでは、会社全体でBacklog を利用している中で、どのように使っていて、いかにしてBacklogを浸透させたのか、どんな工夫をしているかなどをお話しされていました。取締役だけあって、ムロさんの話し方が非常にうまく、聞きやすかったです。
以下、私のメモです。

  • 現時点で 44プロジェクト登録されており、1プロジェクトの平均課題登録数はなんと"8,073件"!!一日平均登録数は29.4件!!
  • 利用用途は"人への作業依頼"なども含んでいる。
  • 全社員がBacklogを使うために取り組んだこと
    - 依頼は社長からのものだろうとなんだろうと、"Backlogに登録されているもの"以外は受け付けない
    - 権力を持っている人が率先して使い倒す
    - 人事評価に組み込む(課題登録数/課題解決数など)
  • Chatwork も利用しており、Backlog に登録されたものはChatwork に通知されるように連携している
  • ルールを厳格に定める(課題のルールや、プロジェクトのルール)

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起票ルール

 

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プロジェクトのルール

 

会社規模が少人数のうちに、こういったインフラを固めることが非常に重要であると思いました。それを文化として根付かせる、そのために多少強制力を効かせて浸透させる。
剛腕にも見えますし、ハレーションを起こしそうではありますが、トップが率先して動くことで、そのハレーションは最小限に抑えられているのかなと思いました。

 

■Mackerelのクライアントワークから学ぶ
  情報共有の成功と失敗

  粕谷 大輔(株式会社はてな)

KPT(かすや、ぱねぇ、天才)の粕谷さんセッション。
Mackerel の開発話を基に、情報の属性と、それらのメリット/デメリットをお話されていました。
以下、私のメモ。

  • 自己紹介(KPT:かすや ぱねぇ 天才)
  • Mackerel と Typetalk のコラボ開発をした時の話
  • 結果として、相手側(ヌーラボさん)の開発者と顔を合わせることなくリリースまでこぎつけた。
  • はてな-ヌーラボ 間は、Typetalkのみでコミュニケーションした(社内ではGitを使ってソースコード管理はしていた)
  • 企業間のコラボ開発における難しさ
    - 基本的にお互いリモートでの仕事になる
    - テキストコミュニケーションは、著しく情報量が落ちる。
      人は顔や声などのメタ情報を認識しながらコミュニケーションしている
      テキストではそれが難しい。
    - 自分たちが普段使っているツールを相手も使えるとは限らない
    - 文章の行間を読んだり、暗黙知に頼ったりできない
  • 情報には2つの要素がある
  • 1つは「ストック型」
    - 蓄積され、いつでも参照が可能なもの
      - 設計書、Wiki、ソースコードなど
      - ツール:Backlog, Cacoo
  • もう1つは「フロー型」
    - 流れていくもの、即効性がある、後日見返すのが大変
      - チャット、電話、会議
      - ツール:Typetalk
  • ストック型に偏った場合、スピード感の欠如や、コミュニケーション不足によるチームメンバーとの信頼感が損なわれる
  • フロー型に偏った場合、情報が蓄積されず、保守性に欠ける。また、知見や決め事が人の記憶が頼りになってしまう(水掛け論が多発する)
  • 会社間でやり取りするチャットツールにおいて、無料版を使ってはいけない(ログが残らないやつがあるよ!!)

 フロー型をストック型に整理し直す(例えば会議(フロー型)で話し合った内容を議事録(ストック型)に残す、など)工夫など、それぞれの特徴を捉え、目的を達成するために適した方法を取捨選択し、チーム内でその認識を共有して利用していくのがよいかと感じました。

 

■仕事と子育ての両立を支援する
  プロジェクト管理ツール活用術

  平 愛美(Linux女子部)

続いてのセッションは、家庭にBacklog を適用し、見事使いこなしてスーパーママさんのお話。子育てと仕事の両立、難しいです本当に。。。
以下、私のメモ。

  • 残業して働くことが評価される時代(2006年~)、頑張ってはいたが、なりたかった「エンジニア像」とのギャップがうまれる
  • 子供が生まれた後、復職したが、子供が病気がちだったため、看病のためにやめざるを得なくなった
  • 子供が小さいころは、やらなきゃいけないことがたくさんあり、タスク管理が大変であった。そこで、家庭内でBacklogを使い始めた。
  • 予防接種の記録や、誕生日ケーキや、入学準備等々、色々管理した。その結果、タスクが明確になり、言った言わない論の喧嘩がなくなり、良い循環が生まれた。
  • 自宅でバックログを使ったとブログで書くと、有名になれるよ(違
  • 大切にしている5つのこと

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相方さんの仕事が、IT関係というのも、成功した一つの要因なのかなと思いました。
タスク管理は、いつでもどこでも管理(登録/更新/削除)できることが望ましいと考えており、その点、ネットに繋げない環境で仕事をしている人が相方の場合、導入が難しいのではないかと感じました。
なお、お子さんにBacklogのアカウントを付与するのは、小学2~3年頃だそうです。

 

■おまけ

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(´・ω・)……。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌーラボさん 最高!!!!!!

 

ということで、次回は、オムそばが、あわやパシリに使われるところだったお話からです。お楽しみに!!