どうも、WACATE終わってから周りが加速しまくっているのを見て焦るオムそばです。
さて、ちょっと間が空きましたが、2日目のレポート、張り切って書いていきたいと思います。
■所感
- やはり自分はマネジメントの人間なんだな(仕切りたがり屋的な意味で)。
- たったA4一枚の仕様に対し、成果物は全チームバラバラだった。これがもし、一つのシステムに対し、7チームがそれぞれサブシステムを開発していたら、と考えると、横串で見る組織(PM的な存在、今回は実行委員)の発信する情報の重要性を感じる。
- 新卒、というよりも、2~5年目の社員に受けさせたいワークショップだった。
■セッションメモ
■受けてみようUMTP認定試験!
- UMTP認定試験について、知っている人は少な目
- すぐにUMLを使う機会がなくても、いつか役に立つ、そのためのInput&Outputが大事、ただ、WACATEハイからの落差に注意(現場に戻って必要以上に落胆しないように)
- 試験終了後に「やったー!」っていうときっとカンニングになるよ
■総合演習
ワークでは、"簡易稟議システム"に対するテストケースの作成を行った。
詳細なアウトプットは以下5点。
- 仕様モデル一覧
- 各仕様モデルの詳細
- 各仕様モデルに対するモデルベースド基準
- 各仕様モデルからモデルベースドテストで抽出されたテストパターン一覧
- メモ(仕様の不明点と、その解(チームでどういう仕様として解釈したか))
私の所属するチームでは、以下のように仕様モデルを決めて進めた。
- ユースケース図&アクティビティ図
これらの図は、全体像を掴むことが主な目的 - 状態遷移図(稟議)
稟議の機能に対する詳細な状態遷移図 - 状態遷移図(画面)
各画面が、稟議の状態によって変化するため、こちらも状態遷移図で表現
チームの中で共有した決め事は以下の通り。
- 役割分担:
- 全体統括(WBS管理、レビュー):1名
- ユースケース図&アクティビティ図作成(モデル&テストケース作成):1名
- 状態遷移図(稟議)作成(モデル&テストケース作成):2名
- 状態遷移図(画面)作成(モデル&テストケース作成):2名 - 全員が納得した上で作業を進める、ただし、タイムテーブルは厳守する
- 仕様が不明確な部分は、時短のためシンプル(簡単)な方に倒す
決め事がはっきりしていたことと、1日目で良い人間関係ができていたため、特に大きな混乱が起きることなく、成果物を作り上げることができた。
■昼食
カレー!マホロバカレーめっちゃうまっ!!
※画像はなそさんに許可いただき、転載させていただきました。ありがとうございます!
■本日の総合演習 完結編
2日間の総まとめ。発表3分、質疑2分で各チーム発表。(これはちょっと時間少なかったな…特に、質疑応答部分は増やした方が良いと感じた)
見ていると、各チームアプローチが違って非常に興味深かった。
たったA4一枚の仕様で、しかも同じことを学んでいたにも関わらず、チーム作りや、PRJの進め方が違うことによって、成果物が大きく異なっていた。
■2日間をふりかえろう
個人の振り返り、そしてそれをチーム内で共有。
Y(やったこと)、W(わかったこと)、T(つぎにやること)に整理して振り返りを実施。
■原因結果グラフとWACATEは僕に何を教えてくれたのか(クロージングセッション)
- CEG(原因結果グラフ)とは
状態、イベントと出力の論理関係をグラフで表現して、デシジョンテーブルに変換する組み合わせテスト技法 - ポイント:短文で考える
- ポイント:キーワードを見つける(あるいは、~していれば、ただし)
- 原因結果グラフは、原因から考えると混乱する!
- YesかNoかでこたえられるか
- 「他にないか」と問いかけよう
- 「どういう時に?」と問いかけよう
- ノードの名前は肯定文がベター
- 制約の中で覚えるべきは、EXCL, ONE, INCL, あと二つはREQ, MASK(これらはまずは覚えなくていい)
■WACATE2018夏 クロージング
・小さなことでもいいので、アウトプットしよう!!
・ポジションペーパー賞 授賞式。Biased Favorite Paper賞に、@yoshikiitoさんが選ばれました!!おめでとう!!
とんでもなく濃密で、楽しい2日間でした!!
ただ、楽し過ぎてtwitterで大騒ぎしていたら、妻から皮肉交じりに「楽しそうでいいですね(白目」と言われたので、家族としっかりと相談した上で参加しないと、痛い目を見るぞ!!
次回のWACATEは 12/15~12/16 です。次回も行けたらいいなぁ。
最後に、WACATEに参加された皆様、そして、こんな素敵な会をきっちり運営してくれた実行委員の皆様、ありがとうございました!本当にお疲れ様でした!!