どうも、引き続きWACATEハイなオムそばです。
いつまで続くかな?
今回は、先日ふと思いついて試作版まで作ったボードゲームのご紹介。
■『その言葉、なんですか?』ストーリー
あなたは今、自分のプレゼンテーションが終わって、質疑応答中です。
とある質問者から、あなたのプレゼン資料に対して、こんな質問を受けました。
「その●●という言葉、なんですか?」
あなたは理路整然とこう答えました…
■『その言葉、なんですか?』概要
本ゲームは、「キャット&チョコレート」や「横暴編集長」をモデルとしたゲームで、場に出ている"言葉の片割れ"と、手札にある"言葉の片割れ"を繋げて言葉を作って説明し、"質問者"(他のプレイヤー)を納得させるゲームです。
作り出した言葉は造語でも、実際にある用語でも構いません。
充分な納得感(プレイヤー数の半分以上が納得)が得られれば1ポイントつき、全部で2ポイントついた人がそのゲームの勝者となります。
- プレイ人数:2~10人
- プレイ時間:10~30分(人数に応じて変化)
- 難易度:易(ボドゲ初心者でもできます)
■『その言葉、なんですか?』ゲームの流れ
1. プレイヤーは自分の手番になったら、場にあるいずれかのカードの前後に、手札のカードを1枚くっつけて言葉を作ります。
2. 他のプレイヤーはその言葉を見て手番プレイヤーに「その言葉、なんですか?」と質問します。
3. 手番プレイヤーは自分で作った言葉について、相手を納得させるように説明してください。
4. 説明が終わったら、他のプレイヤーは一斉に判定をします。手を前に出して、納得したらグーサイン、納得できなかったら手を引きます。納得が半分以上得られたら、手番プレイヤーに言葉カードを渡します。
5. 手番プレイヤーと場に山札からカードを1枚ずつ補充し、手番を時計回りに次のプレイヤーに回します。
■『その言葉、なんですか?』教育的効果
- 説明能力の向上
本ゲームは、自分で作った言葉をもっともらしく(あるいは実際の言葉を正しく)説明しなければなりません。そのため、順序立ててわかりやすく説明する必要があります。反応が悪い場合はどこが悪かったのか、他のプレイヤーにヒアリングし、フィードバックを貰うことで、自分の説明能力の弱点が見えてくるでしょう。
また、他の説明がうまいプレイヤーの話し方や、話しの構成などを聞いて、うまい説明の仕方を学ぶこともできます。 - 用語理解の促進
本ゲームは、実際にある言葉を分割して作成しています。そのため、一見なんだこれ?って用語でも、実際にある言葉の一部に必ずなっています。
何だろうその言葉、と思ったら、すかさず質問したり、自分で調べたりすることで、テストに関する用語に詳しくなれるでしょう。
試作品として作って、WACATEの参加者の皆様にプレイしてもらいましたが、概ね好評でしたので、ソフトウェアテストエンジニアの教育用ボードゲームとして、各イベントで配布する方向で舵をきってみようかなと思います。
(その前に色々と大人の手続きが必要になりそうですが…)
ではまた。