ボドゲを愛するテスト屋さん

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JaSST 初登壇(初パネリスト)を終えて思ったこと

どうも、情報交換会に行けなかったことを激しく後悔しているオムそばです。
来年は絶対予定合わせる。

 

さて今回は、日本のテスト業界における最大級のイベント JaSST'18 Tokyoで、
パネリストとして参加させていただく機会がありましたので、その所感や反省を書きたいと思います。

 

■本番前:不安、緊張 本番中:楽しい

そもそも社外の公式なイベントにおいて、大人数の前で喋る、という機会が今まで一度もなかったため、始まる直前まで様々な不安がありました。
「回答に詰まったらどうしよう」とか「何喋ってるかわからなくなったらどうしよう」とか「聴講者がぽかんとしてたらどうしよう」とか、色々悶々と考えておりました。

不安を解消するために、テーマについて何度も見返し、自分なりの回答をいくつもパターン化して用意しておりましたが、それでも全く不安はぬぐえず。

このような気持ちになった場合、解消するには、開き直り、つまり腹を括らなければなりません。

腹を括る方法としては、いくつかありますが、私の場合、これでした。

自分をポジティブな状態にするには、自分の一番好きなことを喋るのに限ります。
なので、私は自分の一番好きなボードゲームの話を自己紹介時に喋ることで、すべてのネガティブな気持ちを吹き飛ばし、腹を括ることができました。

腹を括った後は視界も開け、目線を配りながら喋ることも(自分的には)できましたし、聴講者の頷いている様子も見ることができ、非常に楽しく喋ることができました。
(喋っている内容や振る舞いについては、あれが現時点での自分の実力100%です)

 

■反省点

セッション終了後、聴講者の何名かに感想をお聞きしたり、twitterを拝見したところ、以下のようなフィードバックがありました。

  • 良い内容だったけど、面白くはなかった
  • 回答が優等生
  • もっと斜め上いく回答がほしい
  • 真面目すぎて情熱が伝わってこない
  • 面接会場っぽい
  • 青臭い

うーん、これはいわゆる、「良い話だったねー…(後日)あれ、あのセッションで何話してたっけ?」状態になっている兆候。
そうならないよう意識的に抽象論を避け、具体論をしていきたかったが、結果としてはできていなかった様子。
また、他パネラーの意見がいくつかツイートされている中、自分の発言に関するツイートがほぼ皆無だったことも、課題であると感じました。

では、自分の発言はどのような内容だったか?

振り返ると、本に書いてあるような内容をただ話しているだけだったのかなと。
セミナーに参加している聴講者が聞きたいのは、べき論ではなく、"べき論と現実にはギャップがあり、それをどう解決しているか"が聞きたいはずで、「こうすべきだよねー」といった話は、「うん、そうだね」という感想しか生みません。
その点をもっと掘り下げていけるよう、次回があれば、もっとディープで、聴講者が「これだ!これがほしかった!」とツイートしてもらえるような内容を話せるようにする必要があります。

おそらく、ディープな内容を話せるようになるには、普段の業務から、自分のやっている作業の意味や、役割の本来あるべき姿、そして現時点の課題を考え、それを解決するために自分から動いてトライしてみる(結果は成功でも失敗でもいい)ことが必要なのかなと。

自分で考え、トライした実績は、自分の血肉になり、自然にアウトプットできるようになるはず。

もう一皮むけるために、日々の業務に取り組んでいこうと感じた一日でした。

...うーん、この記事も抽象的。