どうも、いつも途中で投げ出しちゃうので今度はちゃんと完遂したいオムそばです。
現在作っているボードゲームの内容を公開します。
とてもありがたいことに、いくつかご意見をいただいております。
いただいた意見はちゃんと記録に残しつつ、反映させるか否か検討中です。
引き続き、色々な方に案を見てもらい、「面白そう!」や「つまらなさそう!」といった感想や、「もっと○○したほうがよい」とか「このゲーム、他で見たことあるよ」といったご意見などをいただければと思っております。
『黒い霧とリンゴの木』
■1. ゲーム概要
1-1. タイトル:黒い霧とリンゴの木
1-2. ゲーム概要:プレイヤーたちは森番となり、森を侵食する正体不明の黒い霧から
動物たちを保護する。
黒い霧が嫌うリンゴの木を使いながら、最終的に森番の家に
動物たちを誘導する協力型ゲーム。
1-3. プレイ人数:1~4人
■2. 用語
2-1. 黒い霧:正体不明の黒い霧。動物や森番が黒い霧に飲み込まれると、
どこかへ消えてしまい、二度と帰ってこない。
黒い霧に包まれた部分は、霧が晴れるまで、人が立ち入ることは
できなくなる。
2-2. リンゴの木:黒い霧がなぜか唯一嫌う果物の木。ただし、黒い霧に触れた
リンゴの木は、いずれ枯れ果ててしまう。
2-3. 森番:森の動物を黒い霧から保護するために古くから森に住んでいる人。
2-4. 動物:森に住む動物たち。
- 小動物:リス、ウサギ、キツネなど
- 中動物:シカ、イノシシ、キツネなど
- 大動物:熊など
■3. ゲームルール
3-1. ゴール(目的)
- プレイヤー同士で協力し、多くの動物たちを黒い霧から保護することで
得点が加算される。
3-1-1. 加点対象
- 森番の家に保護した動物
- 小動物:2点
- 中動物:3点
- 大動物:4点
- 保護種類ボーナス
- 小動物全種保護(4種):6点
- 中動物全種保護(2種):6点
- 大動物全種保護(2種):6点
※最大40点
3-1-2. 減点対象
- 黒い霧にさらわれた森番/動物
- 森番:-5点 * 人数
- 動物:-3点 * 匹数
3-2. ゲーム終了条件
- "アクションフェイズ"、"動物移動フェイズ"、"黒い霧フェイズ"の3フェイズを
1ラウンドとし、合計8ラウンド終了した時点でゲーム終了となる。
3-3. マップ初期配置(マップ/動物)
3-3-1. マップ
- マップは森番の家を中心に、一辺が6タイルとなるようにヘクサタイルを組む
- リンゴの木タイルは外周と森番の家を除く全ての周にランダムで3タイル入れる
- 水辺タイルは森番の家を除く全ての周にランダムで6タイルに1タイルの割合で
入れる。※例えば、外周は30タイルあるため、水辺タイルは5タイル含める
- タイルにはそれぞれ周の番号(6周目だったら6)が書いてあり、その番号毎に、
プレイヤーが手でシャッフルをし、マップにタイルを配置していく。
3-3-2. 動物
- 動物は"霧見鶏"(後述に詳細記載)を使って配置を決める
- 周毎に配置される動物の数は決まっている。配置する周と動物の数は
以下の通り。
- 5の周:中1, 大1
- 4の周:小2, 中1
- 3の周:小1, 大1
- 2の周:小1
3-4. ラウンドの流れ
3-4-1. アクションフェイズ
【案1】
A. 以下の中4つのアクションから3回選ぶ(重複可)
A-1. 口笛を吹く
- 自分の周囲2タイルまでにいるすべての動物を自分の方向に1タイル移動
させる。ただし、水辺タイルを挟んでいる場合、その動物は移動しない。
また、自分が水辺タイルにいる場合、動物は自分のタイルに移動しない。
- 黒い霧が自分と動物の間にある場合、動物は構わず移動してしまう
(移動した時点で動物は消滅する))
- 餌トークンの上にいる動物も移動させる。
A-2. 手なずける
- 自分のいるタイルにいる動物を手懐ける、ただし、手懐けられる動物の
数には上限がある。
- 動物は最大3コストまで手懐けることが可能。
小:1コスト、中:2コスト、大:3コスト
- 同じタイルに動物が複数いた場合、コストを超過しなければ同時に
手懐けられる。
A-3. 移動する
- 自分の周囲1タイルのいずれかに移動する。
- 動物を手懐けている状態では、水辺タイルには移動できない
(一人であれば移動可能)
- 黒い霧が発生しているタイルには移動できない
A-4. 餌をまく
- 自分のいるタイルに餌トークンを置く。
- 動物の移動フェイズ時、餌トークンの周囲2タイルまでのすべての動物は、
餌トークン向きに1タイル移動する。
- 自分のいる位置が水辺タイルの場合、餌をまくことはできない
B. 以下のアクションは、アクションフェイズであればいつ実行してもよい
(3アクション後でも実行することが可能)
B-1. 動物を放流する
- 手懐けている動物を自分のいるタイルに放流する。
- 放流した先が森番の家である場合、その動物は二度と他のタイルへは
移動しない。(動物コマを取り除いて得点にする)
- 水辺タイルの上で放流することはできない。
B-2. 餌を回収する
- 自分のいるタイルにある餌を回収する
【案2】
A. プレイヤーは以下のアクションを規定回数実行してよい
A-1. 口笛を吹く(1回まで)
- 自分の周囲2タイルまでにいるすべての動物を自分の方向に1タイル移動
させる。ただし、水辺タイルを挟んでいる場合、その動物は移動しない。
また、自分が水辺タイルにいる場合、動物は自分のタイルに移動しない。
- 黒い霧が自分と動物の間にある場合、動物は構わず移動してしまう
(移動した時点で動物は消滅する))
- 餌トークンの上にいる動物も移動させる。
A-2. 手なずける(無制限)
- 自分のいるタイルにいる動物を手懐ける、ただし、手懐けられる動物の
数には上限がある。
- 動物は最大3コストまで手懐けることが可能。
小:1コスト、中:2コスト、大:3コスト
- 同じタイルに動物が複数いた場合、コストを超過しなければ同時に
手懐けられる。
A-3. 動物を放流する(無制限)
- 手懐けている動物を自分のいるタイルに放流する。
- 放流した先が森番の家である場合、その動物は二度と他のタイルへは
移動しない。(動物コマを取り除いて得点にする)
- 水辺タイルの上で放流することはできない。
A-4. 移動する(3回まで)
- 自分の周囲1タイルのいずれかに移動する。
- 動物を手懐けている状態では、水辺タイルには移動できない
(一人であれば移動可能)
- 黒い霧が発生しているタイルには移動できない
A-5. 餌をまく(1回まで)
- 自分のいるタイルに餌トークンを置く。
- 動物の移動フェイズ時、餌トークンの周囲2タイルまでのすべての動物は、
餌トークン向きに1タイル移動する。
- 自分のいる位置が水辺タイルの場合、餌をまくことはできない
A-6. 餌を回収する(1回まで)
- 自分のいるタイルにある餌を回収する
3-4-2. 動物の移動フェイズ
- 動物たちを移動させる。
各動物一匹毎に、指定された回数分、移動カードをランダムに配布する。
6面ダイスを回す。カードに書いてある6方向目に対し、移動が発生する。
※移動カードは、1枚に付き1方向(上や右下など)が書いてあり、
それらを12枚分(1方向につき2枚ずつ)用意する。
#ダイスを1匹ずつ振るのは時間がかかるため却下
- 動物の移動
- 小動物:6面ダイス * 2回
- 中動物:6面ダイス * 1回
- 大動物:6面ダイス * 1回
- 出た目に対する移動方向
以下、森番の家の向きを基準に記載。
- 1:上
- 2:右上
- 3:右下
- 4:下
- 5:左下
- 6:左上
- 餌トークンの付近2タイルにいる動物は、餌トークンに近づくように
移動する。(ダイスは振らない)
- 小動物が、1回目の移動で餌トークンの付近に移動した場合、2回目の
移動時は餌トークンに近づくように移動する。
- 餌トークンに近づく移動数は、それぞれのダイスを回す回数に準ずる。
- 餌トークンが2タイル以内に2つ存在している場合、プレイヤーが
いずれかの餌に移動するかを決めてよい。
- 動物が餌トークンと同じ場所に位置している場合、その動物は
移動しない。ただし、口笛を吹く、もしくは近くに別の餌がある場合、
移動させることができる。
- 移動先にタイルがない場合、もしくは水辺タイルの場合、移動は
発生しない
- 移動先が黒い霧タイルである場合、移動が発生する(移動後、
動物は消滅する)
3-4-3. 黒い霧フェイズ
- 黒い霧は"発生"と"拡大"を繰り返す。
- 奇数ラウンドが"発生"、偶数ラウンドが"拡大"。
- 発生:ラウンドに応じて、ランダムに32タイル
(リンゴの木タイルを除く)、黒い霧が発生する。
- 1ラウンド:6の周
- 3ラウンド:5の周
- 5ラウンド:4の周
- 7ラウンド:3の周
- 霧が発生する箇所は、"霧見鶏"(風見鶏型のルーレット)を使って決定する。
森番の家に設置し、霧見鶏を回し、向いた先に霧を発生させる。
※霧見鶏:風見鶏のような見た目をしており、霧見鶏が向いた方向に、
霧が発生する。
#森番の持つ、霧を検知する装置という設定
- 拡大:ラウンドに応じて、霧が発生しているタイルの周囲1タイルずつに、
黒い霧が拡大する。
- 拡大先がリンゴの木タイルだった場合、そのタイルには黒い霧は
発生しない。"リンゴの木タイル"を、裏面の枯れた"リンゴの木タイル"に
変更する。枯れたリンゴの木タイルは、次の黒い霧の拡大時に、
黒い霧に取り込まれる。
※1~2ラウンド目の、黒い霧の発生と拡大例。
枯:枯れたリンゴの木タイル
3-5. プレイヤーの人数におけるルール変更
- 特になし
- 森番は4人固定とする。そのため、例えば1人プレイの場合、残り3人分も
操作する。
■4. 残課題
- マップの配置ルール -> 解決
- 動物の配置ルール -> 解決
- 1ターン目から動物が霧に飲まれないようにする
- 数の調整必要有(以下は2017/12/26時点の値)
- 動物数:小4, 中2, 大2
- 黒い霧発生数:2
- リンゴの木タイル数:一周につき3本
- 動物の種類検討
- 得点の具体的な数値 -> 解決
- コマの取り扱い -> 解決
- 手懐けているときはプレイヤーの手元に動物を置く
- 得点盤を別途用意し、そこに獲得した/黒い霧で消滅した動物コマを置いていく
以上。バランスはともかくとして、ゲームとしては、最初から最後まで流れる、はず。
まずは12/30にボドゲ会があるので、そこに持ち込んでテストプレイをしたい(まだちゃんと依頼してない)。
ご意見等は、twitterのDM、メール、記事に対するコメント等、なんでもかまいません。
宜しくお願い致します。