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センチュリー:スパイスロードをちょっと分析してみた

どうも、娘の可愛さが二次曲線的に上がっていて困っているオムそばです。
こんなにも娘が可愛いものだったとは…。

 

さて、今回は、センチュリー:スパイスロードが噛めば噛むほど面白いゲームだったので、ちょっと分析してみました。
なお、ゲーム自体の解説や、プレイした感想ではありませんので、このゲームをやったことがない人は見てもわからないかもしれません。

 

※本記事は、アップグレードカードが、1枚で効果を最大2回まで使用できることを知らずに書いた記事になります。アップグレードに関する考察は無視していただいた方がよいです。

 

センチュリー:スパイスロード 完全日本語版

センチュリー:スパイスロード 完全日本語版

 

■各香辛料の"点数"について

まず、このゲームの肝である香辛料から考えてみます。
このゲームには4つの香辛料があり、それらを獲得・交換しながら勝利点カード獲得を狙っていくのですが、香辛料毎に価値が異なります。
その価値を以下の図のように定義しました。

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以降、この価値(点数)をベースに話を進めていきます。

■勝利点カードについて

勝利点カードは全部で36枚あります。
基本的に、勝利点カードに記載された香辛料の点数と等しい点数が得られますが、一部のカードについてはより効率良く勝利点を得られることがわかりました。

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24枚は等価値、7枚は香辛料の点数+1、5枚は香辛料の点数+2 の価値ということになります。
つまり、場にもしも同じ条件でこれらのカードがあった場合、香辛料の点数+2の価値の方を取る方が、より効率的であると言えます。

ただ、勝利点カードには銀貨(価値+1)と金貨(価値+3)があるため、カードの価値 + 銀貨or金貨の価値で考えたときに、より効率的な方を取るように動くとよいでしょう。

 

■商人カード(獲得系)について

商人カードには大きく分けて2パターンあり、そのうちの1パターンが"獲得系"、つまり香辛料を得るものになります。
これらの中にも、価値に違いがあります。

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 一番下は初期カードです。
獲得系の中では弱い部類になるため、極力使わない方が効率的でしょう(ただ、獲得系自体が少ないため、それらがうまく得られない場合は使わざるをえないでしょう)。

獲得系はできる限り4点のものを狙っていった方がよいです。
ただ、手持ちに初期カードしかない場合は、とりあえず3点のものも取った方がよいでしょう。

 

■商人カード(交換系)について

商人カードの交換系は、元の価値からさらなる価値へ交換するものです。
この交換をする際に得られる価値もまた、カードによって異なります。

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これらは価値が+1になるもの。
ほぼ取る価値なしと言ってもいいです。

 

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これらは価値+2のもの。
なお、アップグレードする初期カードは、実は結構優秀で、他のカードは元の価値が固定されているのに対し、初期カードの方はある程度自由に使うことができます。

 

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これらは価値+3のもの。
この辺は積極的に取り入ってよいと言えます。
また、3つ一気にアップグレードする左上のカードは、かなり強力です。
後述の価値+4のカードに匹敵するといえます。

 

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これらは価値+4のもの。
一番左のカードは交換前の価値が安く、また交換前が黄色5個であるため、比較的余りやすい傾向にあるため、積極的に取りに行った方がよいでしょう。

 

■手持ちの点数の変化と手札について

最後に、手持ちの点数変化について考えてみます。
初期の持ち点は、順番にもよりますが、3~5点で割り振られています。
そのため、最初の時点では、当たり前の話ですが、価値6点以上のカードと交換することはできません。
交換していくことでいずれ手持ちの点数は上がっていきますが、勝利点カードを得る際に消費するため、また手持ちの点数が初期点数に近づきます(場合によっては0点ということも)。

そのため、手持ちのカードは、どのタイミングでも価値が効率的に上がるカードが出せるよう、バランスよく獲得していく必要があります。

これらのことから、手札にそろえるべき商人カードは、以下を意識するとよいでしょう。

  • 獲得系のカードで価値3~4のカードを1~2枚確保する
  • 交換系は交換後の価値ができるかぎり3~4になるように意識する

 

まだまだ攻略の余地があるゲームですが、ゲームバランスが非常に美しく、分析したことでさらに好きになりました。
スパイスロード以外にも、シリーズが出ているため、そっちにも手を出してみようかなぁ…。

 

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