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「職場の問題地図」の感想【読書の秋】

どうも、県境がどのようにして決められたか気になっているオムそばです。
あとでググります。

 

さて、今月は"読書の秋"と称して、私が持っている技術書の感想文を記事にしていきたいと思います。5冊分くらいは書きたい。
第一弾は「職場の問題地図」です。

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

 

 

■どんな本?

職場の"あるある"問題を分析し、それらに対する改善策がまとめられている本。
随所に図解があったり、各パート毎に「例」「どんな問題か」「それに対する改善策は何か」の構成で書かれていたりと、とにかく読みやすい。

 

■どんな人におすすめ?

  • 終わらない仕事が日々溜まっていく人
  • 早帰り以外の日に残業が増えた人
  • 他人に構う余裕がなく、会話がなくなった人
  • サービス残業している人
  • 職場に問題があるのはわかるんだけど、それが何なのかいまいち掴めない人

 

■自分に響いたポイント

  • 手戻りの多い原因の1つは「いきなり100点を取ろうとする」こと。これは自分もやりがちなので、少し時間のかかる成果物に対しては、中間成果物(ドラフト版など)を作ってレビューしてもらうことを意識したい。
  • 仕事とは「インプットを成果物に変える」取り組みのことである。仕事は「目的」「インプット」「成果物」「関係者」「効率」の5つの要素で成り立っている。
  • 報連相は、まず「報」「連」「相」のどれなのかを伝える。話しかける時に意識したいポイント。
  • 属人化は「なくならない」。良い属人化は「"あたりまえ部分"の仕事はその人でなくても回せる状態」、「"付加価値部分"はあったらうれしいが、なくてもなんとか仕事は回る状態」。あたりまえ部分は属人化させてはダメで、無くすべきは属人化ではなく、「あたりまえ部分の属人化」である。
  • 2:6:2の構造は必ず生まれるので、それとうまく付き合う方法を考えるべき。人員配の工夫や、異なる特性を持つ人同士のチーム編成、職務分担の工夫など。

 

他にも、無駄な会議や、会議の無駄をなくすための方法など、職場のよくある問題に対する対策が敷き詰められた良本です。
色々シリーズが出ているので、今度はそちらも読んでみたいと思います。

 

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

 
仕事の問題地図 ~「で、どこから変える?」進捗しない、ムリ・ムダだらけの働き方

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システムの問題地図 ?「で,どこから変える?」使えないITに振り回される悲しき景色

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感情の問題地図 ~「で、どう整える?」ストレスだらけ、モヤモヤばかりの仕事の心理

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マネージャーの問題地図  ~「で、どこから変える?」あれもこれもで、てんやわんやな現場のマネジメント

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