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シドマイヤーズ シヴィライゼーション 初プレイ

どうも、たま感2019(たまたま決まったメンバーで音楽に感動する祭2019)の総合司会をすることになったオムそばです。
今年の紅白は全然違う目線(司会目線)で見ないといけない。

 

さて、今回は超重量級のボードゲーム、シドマイヤーズ シヴィライゼーション を初プレイしたので、その説明と感想を書きたいと思います。

 

■シヴィライゼーションとは

シヴィライゼーションとは、一つの部族を操り、長い年月(大体5000-6000年)かけて文明を発展させていき、世界で一番偉大な文明にしたプレイヤーが勝利する、壮大な拡大生産系ゲームです。
文明を発展させるには、世界を探索したり、都市を建設し、経済や文化を発展させたり、他文明と交流したり、時には戦争をして相手の領土を侵食するなど、多種多様な方法があります。

以下4つのうちいずれかの条件を一番最初に達成したプレイヤーが勝利条件(ゲームの終了条件)になります。 

  • 文化的勝利 遺産や文化施設を建設し、文化的活動をすることなどで文化レベルを最大まで高める
  • 技術的勝利 技術研究を進め、宇宙旅行技術の研究を完了させる
  • 経済的勝利 文明の経済力を表す「コイン」を15枚集める
  • 軍事的勝利 他文明の首都に軍隊を送り込んで戦闘に勝利し、首都を陥落させる

 

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世界を探索中(茶色の部分が未踏の土地)

 

■プレイ記録

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文明は全部で16個あり、好きな文明を選択。
今回は文化的勝利が狙えそうなローマを選択しました。
4人でプレイしましたが、他プレイヤーはアメリカ、ドイツ、ギリシャを選択していました。

 

最初は各々世界を探索したり、技術開発に勤しんだり、都市を建設するなどして、国力を高めていきました。

ゲームボードで必ず四隅からスタートするため、他国といきなりぶつかることはありません。
また、首都や都市の防御力はかなり高めに設定されていて、無策で飛び込んでも勝てない仕組みになっています(この辺の絶妙なバランスが非常に素晴らしいゲームでした)

 

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我がローマに関しては、初期技術で「法律」を持っていたため、"交易所"を1ターン目から建設することが可能でした(建物は、それを建てるために特定の技術を習得しなければなりません)。
それを建てた後はとにかく文化レベルを上げることに注力しました。
ただ、文化レベルに特化しすぎてしまった関係で、他国よりも生産性は低くなり、科学的にも軍事的にも、若干弱くなってしまいました。
なので、国土をあまり広げず、こじんまりと運営していました。
また、文化レベルを上げることによって得られる文化カードが強力で、それらを活用することにより、自国付近に近づく他国の軍隊をなるべく寄せ付けないよう回しました。

 

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しかし、ゲームが終盤に差し掛かると、事態は急変。

技術の進歩により、他国に攻め入りやすくなり、他国の軍隊が我が領地に...
また、他国の技術進化が目覚ましく、早ければあと2ラウンドでゲームが終了する状態に。

この、「あと一歩で勝てる状態」になってからがシヴィライゼーションの真骨頂で、それまでいかに準備してきたかが試される瞬間でもあります。

シヴィライゼーションは順位付けがなく、勝者は一人、あとは敗者というルールになっています。
そのため、一人が勝とうとすると、他の3人が全力で妨害に走ります。

私も勝利に手を伸ばしました(他国首都への軍事攻撃)が、第三国が、私が勝負を決める一手を打つタイミングで妨害を受け、あえなく返り討ちに。
しかも、ゲームを決めきるために全勢力を注いだもんだから、決め切れなかったときの防衛網はザル。
逆にこちらの首都を攻撃され、あえなく陥落。

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都市には核を落とされ、3国が一気に侵略してくる地獄絵図

 

プレイ時間はインスト含め、6時間半かかりました。
慣れれば3時間から4時間くらいに短縮できそうなので、重さ感としてはテラミスティカと同等。

アグリコラよりも少し重いゲームの印象でした。

 

■感想

あと100回はやりたい。終わった後、すぐに次のプレイを始めたいと思いました。

ローマに関しては、自国の能力である「戦闘に勝利すると文化力アップ」を使いこなせなかったことが、大きな敗因だった気がします。

このゲーム、一つの勝利条件に向かうより、二つを同時並行に狙う(本命とサブを作る)くらいの方が、勝ちやすいんじゃないかと思います。
あとは、出る杭は打たれるので、あまりスタートダッシュして勝利に向かおうとすると、複数国から狙われるので、注意。

私はiOSアプリ版を先にやっていましたが、ほぼ別ゲーム。用語や基本概念は同じではあるものの、都市の数の制限や、戦闘のルールなど、異なる点が多々あります。
でも、どちらも中毒になりそうなくらい面白いゲームなので重ゲー好きは是非やってみてください。

シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム

シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム

 

 

■補足

初プレイをしていて、相手のギリシャの能力がチート過ぎて20回くらいテキスト見直した。
後々調べたところ、任意で採用できる追加ルールがあるそうで、以下に掲載しておきます。
これにより、ゲームバランスはよくなると思います。

 

ギリシャの追加ルール
商業点を残す能力の代わりに、以下の能力を持ちます:ギリシャが技術を研究するか取得したとき、その技術をまだ取得していないか、そのとき初めて同時に研究した文明1つにつき1点の文化点を得る

 

他国の追加ルールはこちら

 

vivit-jc.hatenablog.com