どうも、いまだにExcelでテストドキュメント作るのが大好きなオムそばです。
今回は、Excelで作られた表の、ナンバリングについて、3種類ご紹介します。
なお、本記事はこの3種類の優劣をつける記事ではありません。
いずれもそれぞれメリット/デメリットがあるので、それをしっかりと把握したうえで、現場やプロジェクトに合わせて使い分けていただければ幸いです。
■ナンバリング方法3種盛り合わせ 品目紹介
まずは、3種類のご紹介から。
1:単純にセルに1、2、3と打ち込んでいく方法。1、2 を打ち込んだ後、
セルを複数選択し、その後、こう、選択の右下にカーソル合わせて、
クリックしてガーッと下に持ってくと、連番が出せます。
2:ROW関数を使う方法。「=ROW()-x」(xのところには、一つ上の行の
行数を挿入)を記載すれば、後はコピペで連番が作れます。
3:上セルの数字+1を書き込む方法。No.1のセルだけは、「1」と入力し、
あとは「=[上セル]+1」とすると、後はコピペで連番が作れます。
■ナンバリング方法3種盛り合わせ 比較
※黄色背景にしているのは、個人的に気を付ける必要があるなと感じる箇所です。
2に関しては、No.4以降の番号が1つずつズレてしまいます。
ドキュメントにこの番号を参照するような記述がある場合、
合せて修正する必要があります。
No.10の行をコピーして挿入した場合、それぞれ異なる番号のずれ方をします。
1と3に関しては、番号の振り直しが必要でしょう。
ROW関数は行挿入関係に非常に弱いです。気付かぬうちに数字がずれていることが
結構あります。
これに関しては、ROW関数は強いです。また、1の直接入力は、歯抜けになってしまう
ことが気付きにくいし、削除するたびに全部採番しなおす必要があります。
3については、どこから番号が壊れているかわかりやすく、かつ"コルトエクスプレス"
のNoの計算式さえ直せば、それ以降の番号も同時に直ります。
■ナンバリング方法3種盛り合わせ 使いどころ
最後に、使いどころについて、私なりの見解を述べます。
1. 直接入力
直接入力は、番号の振り方が楽なので、エンジニア以外の方にも親しみやすいです。
デメリットとしては、番号が増えたときに、採番が面倒くさいという点でしょうか。
2. ROW関数
個人的にはこれが一番好きなのですが、行挿入等で番号があっさり変わってしまう
ため、上部の項目が完全に定まっている表に使うとよいでしょう。
3. 上セルの数字+1
番号が歯抜けになる際、一番気づきやすいナンバリングかなと。行をコピーして
挿入する際は、番号がズレてしまうが、そのときだけわかりずらいので注意。
いずれのやり方も、絶対にこれが良い、というものではないため、どれを使われているドキュメントだろうと、その特徴を掴み、上手に使えるとよいですね。
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